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One Off Parts

ワンオフパーツ作品集

アルミタンクⅣ

アルミタンクⅣ
 アルミタンク第4弾として紹介するのは、当店のデモカーSRに製作したロング仕様タンクです。カスタマイズ当初よりライディングポジションを適正にするため、タンクエンドをFRPでワンオフ製作して取付ていましたが、なんとか製作時間が取れるようになりアルミタンクの製作に掛かりました。
 
 タンク後端を約5cm伸ばしたロング仕様は必須でしたが、今回はフレームやシートの加工はしたくなかったので、取付位置とシートはそのままでシートの上に被るように変形させた形としました。形状は賛否有りそうですが、シートの選択肢を広げつつ(純正は不可)タンクのみの製作で良く、ワンオフならではの発想となっています。現在のシートは、SR用に市販されている物の中でも最も薄い部類のものなので、2cm程度シート上面との隙間を空けています。現状では、タンク側にウレタンを貼り付け隙間を埋めて使っています。
 
 タンクキャップには、ニュートン社エアロタイプ、ブリーザーバルブはスズキ純正品を採用しています。タンク本体部分には、1.5mm厚アルミ5052材を使って製作しました。細身でロングなデザインとして、シングルレーサーの雰囲気を持たせました。機能面では、コーナリングやブレーキングでのホールド性も更に高まり、ライディングに違和感が無くなり心地よく走れるようになっていました。
 
 ただ、キック始動に失敗した際のケッチン(キックペダルの跳ね返り)で自分の膝を打ち当ててしまって、早々に凹ませてしまい残念な思いをしました。ニュートン社タンクキャップはベースとセットになっていますので、ベースを取外すと手が入る位の穴を開けています。内側からの叩き出し場所によっては可能ですので、すぐに補修しておきました。やはり、単気筒高圧縮エンジン恐るべしでした。

※追記
 ワンオフアルミタンク製作工程の解説を、DRZ用タンクを例に紹介しました。
 くわしくはこちらで。
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