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パドックⅢ カスタマイズ計画 ブログ

パフォーマンスダンパーブラケット製作・Z900RS

2025-11-29
 ハンドル周りの振動でご相談を受けた流れから、Z900RS用「パフォーマンスダンパーブラケット」を製作しました。

 振動対策の解決策の一つに提案したのが「パフォーマンスダンパー(ヤマハ製)装着」でした。
 もちろんハンドルパイプに直接対策する方法が安価一般的なのですが、パフォーマンスダンパー装着によるハンドルパイプの振動低減効果(あくまで副産物的効果)の高さは実証済み(当店のSRはハンドルでの振動対策無くても手は痺れません)な上、本来の操縦安定性への効果(制振効果=ヤマハY´sギヤ参照)をぜひ体感してもらいたいと思い、提案しました。
 ご本人も以前からパフォーマンスダンパーには関心を持たれていたそうで、今回装着することにされました。

 すでにご存知の方もおられるでしょうが、Z900RS用にはアクティブ社(ヤマハ監修)から専用KITが発売されています。
 卸問屋さんを通して発注したところ、納期が長期かかるとの回答があり、それならばと相談して、現在ヤマハ(Y´sギヤ)に在庫が有り出来るだけ安価な車種KIT(ダンパー本体の単品販売はありません)を購入して、「ブラケット」を当店で製作することになりました。

 結果選んだのは「SR400用KIT」でした。アクティブ製KITでは新型のダンパーを用いられていますが、SR用では旧型ダンパーのため、両端の取付方と長さ(旧型=コの字型/新型=一枚板状で旧型の方が長い)が違いアクティブ製のブラケットは参考にはならず、独自のマウント方法から考えることにしました。

 取付は、前側はフロントエンジンマウント部にアルミ7N01材50mmカラーと同10mm厚ハンガープレートを友締め(M10mm/場所はアクティブ製と同じ)としました。後側は、後部エンジンマウントハンガープレートのフレーム側取付ネジ(M8mm)の2箇所を利用してベースプレート(アルミ2017材10mm厚板)をしっかりと固定し、コの字の間にカラーを挟ませた後端と30mmカラーを通して一本のボルト(M10mm)でベースプレートに取付けるようにしました。

 シリンダー側の後部マウント部を利用したおかげで、シリンダーヘッド下をダンパー本体を設置(アクティブ製はシリンダーヘッド横)させて「はみ出し」を極力小さくすることが出来ました。

※元々の目的であるハンドル周りの振動低減効果は大きく、ほぼ気にならないレベルになり、ハンドルへの対策は必要無くなったそうです。また、車体の制振効果も体感出来たと高評価をいただきました。

Z900RSZ900のエンジンマウントは、前ハンガー箇所/後箇所(シリンダーヘッド&シリンダー=脱着式ハンガープレート/クランクケース後部上下)の合計5点支持(一般的には3~4点)とされていますが、これはフロントエンジンマウントを支持しているフレーム状に見える部分がメインフレーム一体ではなく、ボルト結合(結合部の強度・剛性の低い)のため、全体の剛性不足を補うためだと思われます。

※前側ブラケットに7N01材を用いたのは、当初はカラーとプレートを溶接して一つの部品にする予定だったからです。破損した場合の修復を含めて一体型にする必要は無さそうと判断して溶接しませんでしたので、結果的には2017材(ジュラルミン)でも十分でした。
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