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カスタマイズ

パドックⅢ カスタマイズ計画 ブログ

サスペンションセッティング・RC390(YSS製カートリッジKIT)

2021-11-13
①フォークトップ
②プリロードアジャスターノブ
③カートリッジKIT
 YSS製カートリッジKITを組込んだ、当店のRC390ですが、その効果に期待しつつもその後すぐにはテストに出かけられませんでした。セッティングを進めていく上でも、しっかりと走り込みたいと思い、試運転もしないでいましたので、プレセッティング(走行前調整)をしたままでした。

 そのプレセッティングでは、市販のサスペンションとしては「珍しく」少しハードな手応え(純正フォークの多くは硬目)で、イニシャルプリロードコンプレッション(縮み側減衰)の調整は「標準設定」のままにして、リバウンド(伸び)側のみスプリングの反発力に合わせて少し強めていました。サスペンションは高荷重が掛かった時に底付きしないことが「絶対条件」ですので、多少ハードに感じてもやみくもに柔らかくしていくのは禁物です。サスペンションセッティングでは必ず高荷重(フロント側はフルブレーキの状態)を掛けた状態を確認しつつ進めていかなければなりません。※サスペンションの慣らし運転のためにいったん柔らかくして、よく動くようにすることはOK(慣らし完了後に標準に戻す)です。

 10月下旬の好天の下で、テスト&セッティングに出ることが出来ました。走り始めた一般路では「減衰」が良く効いているのは感じられますが、効きすぎている印象です。動き出し(沈み始め)も硬く感じましたが、とりあえずワインディング路に向かいました。
 ワインディング路で徐々にペースを上げていき、特にブレーキングに集中して走ってみましたが、やはり硬過ぎのようで、あまり動いていない状態でした。ストローク量を確認しても底付きには程遠い状態なので、まずイニシャルプリロードを2回転抜いて(バネの力を弱めて)みると、入りやすくなった分「伸び減衰」の効き過ぎなのもはっきりと感じられるようになり、こちらは少し強めていたのをほぼ標準に戻しました。
 これで、そこそこストロークするようになりましたが、まだ足りないようで引き続きプリロードを抜いていきました。

 ある程度ストローク出来るようになると、コーナー進入(減速)でフロントを沈めた姿勢を、しっかりと減衰も効いて安定させて「旋回」につなげられるようになり、リズム良く走れるようになって来ました。さらに加速から減速への切り替え(スロットルのON/OFF)でフロントの入りをよくするように、コンプレッション側を少し抜いて、S字路の切り返しでのピッチングを起こしやすくしました。このころから高い安定感や「安心感」を持って走れていることに気付きました。

 純正フォークでも、ある程度は姿勢変化や姿勢制御は出来るようにセッティングしてはいましたが、路面をつかむ感覚(グリップ感)が格段にアップしているようです。グリップ感の高さは、沈んだ状態でしっかりと踏ん張りながらも、路面の細かな起伏に対して素早くスムーズに動いて、タイヤから路面にかかる圧力を逃がさないことが出来ている(高い路面追従性)おかげだと思います。この性能が良いサスペンションの「条件」で、純正フォークから格段にグレードアップしています。

 セッティングはもっと煮詰めていきますが、まずは高いポテンシャルを実感できて満足しています。ただ、ここまでのセッティングの傾向から見て、YSS製カートリッジKITは結構ハードな標準設定となっているようで、サーキット走行を前提にしているのではないかと思われます。特にスプリングに関してはイニシャルプリロードをかなり抜いたこともあり、今後のセッティングの進み方によっては「バネレート」を下げることも考えても良いかもしれません。

※初回テストには間に合わなかったのですが、イニシャルプリロードの調整に便利な「アジャスターノブ」を装着しました。これで工具を使わずにプリロード調整が出来るようになりました。(画像②)

※追記
 その後もテストに出かける機会はありましたが、フルドライ路での走り込みは出来ませんでした。所々乾いているハーフウェットとしかならず、本格的なセッティングは進められませんでしたが、その状況の路面でもグリップ感は伝わってきて、かなり安心感は高く走りやすく(無理は禁物ですが)感じます。
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