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パドックⅢ カスタマイズ計画 ブログ

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続・4気筒フルエキゾーストマフラー製作中

2022-03-13
①第1集合部
②センターパイプ配置
③第2集合部
④L=第1集合部・R=第2集合部
⑤#1&4用センターパイプ
⑥テールパイプ
⑦第2集合部からテールパイプ
⑧エキゾーストパイプレイアウト
 前回は、第1集合部まで製作したところで報告しましたが、あらためて説明を加えると、このエキゾーストマフラーは「#1&4」集合を上に「#2&3」集合を下に、縦2段に並べるタイプの「4-2-1」集合です。
 「4-2-1」には他に、「1&2」「3&4」を集合させ横並びに配置させる方式もありますが、「1&4」「2&3」集合は各々「等間隔360°)爆発」となり、集合効果としてはこの方が高いと思います。※特性も少し違うものになります。

 その他の基本設定として、パイプ径はフロントエキゾーストパイプ=38.1mm・センター=42.7mm・テール=50.8mmからテーパー管で60.5mmへ拡大してサイレンサーに接続するように設定しました。フロントエキゾーストパイプは排気ポート径に合わせた設定です。そして、フロント(4本)&センター(2本)を各々出来る限り「等長管」となるようにすることを目標としました。また、3ヶ所の集合部はすべて差込式別体集合部としたことで、パイプは独立した一本物となります。

 「輪切り溶接」による製作工法で重要となる、湾曲部分の部材に関しては、パイプ径に関わらず、片側°(両側で10°)・台形の短辺を10mmに統一して製作することを基本としました。※片側5°/0°の部材を組み合わせれば、5°単位の湾曲角度の設定が可能になります。
 これまでの経験から、この設定がなだらかなカーブを描きつつ、構成する部材の数を少なく出来る最小限(それでも90°湾曲するのに個必要)だと分かりました。なだらかに見える湾曲は、内部の断面積変化少ないことにもつながります。※真円パイプを斜めに切断するとその断面形状は楕円となり面積は広がりますので、広がった楕円と真円の断面積が繰り返し変化しています。※さらに小さい部材(片側2.5°・短辺mm)にすれば同じ曲率でも、もっとなめらかになりますが、数は倍増しますので製作にかかるコストも増大してしまいます。

 また、この場合パイプ内側の半径が約57mmの円弧を描く湾曲となり、エキゾーストパイプの取り回しにちようど良いくらいになります。パイプ径が違っても同じ曲率(内側の湾曲半径が同じ)とすることで、統一感を出しつつレイアウト(取り回し)のイメージをしやすくして製作していきました。
 #1&4エキゾーストパイプ集合部手前の湾曲だけは、内側に入り込む形になるため曲率(湾曲半径)を1/2にしています。同じ角度(片側°)で短辺をmmにすることで角度変化への使用数は同様になります。※場合によって湾曲半径を大きくしなければならない時には、短辺10mmで角度を小さく(2.5°など)して対応する予定でしたが、今回は必要はありませんでした。

 センターパイプを42.7mmと大径にしたことで、第2集合部も大きくなり等長管を目指す取り回しに苦労しましたが、なんとかスイングアームの湾曲部分を利用してレイアウト出来ました。テールパイプはテーパー管を使ってサイレンサーへの接続は60.5mm径にする設計としていましたが、湾曲部分が連続した結果サイレンサー直前となってしまいました。

 想定したものより、センターパイプが少し長くなったり、テールパイプのテーパー部が後寄りになったりしましたが、エキゾーストパイプの大部分が製作出来ました。等長管とする目標は完全とは言えなかったものの、数mmの違いとなりました。
 残るは、スプリングフックの取付けとサイレンサーの製作です。
 
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