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パドックⅢ カスタマイズ計画 ブログ

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検証・SR(2023冬)

2023-05-14
①オイルプレッシャーセンサー
②Rステップ&リヤマスターシリンダー
③Lステップ
④キックペダルラバー
 3月には暖かい日も多くなり、整備車両の試運転ではたびたびバイクに乗っていたものの、忙しいこともあって、なかなか自分のバイクには乗れずにいました。ゴールデンウイークに入ってひと段落したので、ようやく自身のシーズンインすることが出来ました。
 シーズン初乗りに当たっては、このシーズンオフの間に施したカスタマイズの検証が出来ることも楽しみにしていました。

 まずは、エンジン管理のために設置した「オイルプレッシャーメーター」ですが、少し予想が外れた残念な結果が出ました。
 暖機運転を終了して走行開始する頃(シリンダー温度60℃/油温40℃位)には、アイドリング回転での油圧が「0.20.3kg/cm² 」はあったものの、走り出して油温が60℃を超える頃には、エンジン回転が3000rpm以下だとほぼ「0kg/cm²」に油圧表示は下がっていました。エンジン回転を上げると0.10.3kg/cm²へと油圧が上がってはいくので、計測出来てはいるのですが、さらに油温が上がった場合に計測そのものが出来るのか不安を感じる往路を過ごしました。
 ワインディング路で高回転まで回して、油温80℃超の適温域になると、エンジン回転5~6000rpm0.10.2kg/cm²を表示していて、ようやく数値が出ているといった程度でした。
 このくらい低い数値だと、わずかな変化は捉えられないため、トラブル(潤滑系の)が起こっているかどうか?の目安程度にはなるものの、その前兆の、油圧のわずかな変化(低下)までは見分けられそうにありませんでした。
 やはり、もっとオイルポンプの吐出口に近い検出点にしたいところですが、なかなか難しいことなので、今後の課題となりました。

 次に、「ステップ関連」の変更では、まずまずの感触でした。
 ステップ位置は程良く上がっていて、普通に乗っている時には膝はそれほどきつく感じない程度に収まっていた上、大きくハングオフしてもステップバーから足が離れることが無くなりました。体重移動もしやすくなって、気持ち良くライディング出来ていました。
 リザーブタンク一体型の「ブレンボ製リヤマスターシリンダー」は、ライディングの邪魔になることも無く、うまくレイアウト出来たようです。予想通り、フィーリングを含めて制動力への影響は、まったく感じ取ることは出来ませんでした。

 3番目に、昨シーズンの最終となった走行の後に施した、リヤショックアブソーバー(ナイトロン製)の「セッティング変更」ですが、少しソフト寄りに振り過ぎたように感じたものの、初乗りでまだまだ本調子ではない(人間が)ことから、かえって程良い位だと思いそのままで走り続けました。今後人間の調子が上がって来たら、さらにセッティングを煮詰めて、より良いハンドリングを目指します。

 最後に、おまけのような「キックペダルラバー装着」でしたが、効果は抜群で、それほど緊張することなくキック出来るようになり、実に助かっています。

※油温が上がると、低回転では表示が「0kg/cm²」になってしまう現状の油圧計ですが、始動直後(20℃弱)にはアイドリング回転でも「1kg/cm²」以上(オイルはモチュール300V 5W-40)あることから、いかにオイル粘度の変化が油圧に影響するのかを、良く分からせてくれたのは確かです。

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