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ワンオフパーツ

ワンオフパーツ作品集

アルミタンクⅤ
 フューエルタンクはオートバイにとって車体デザインの重要パーツであり、ライディングに大きく影響するパーツとして当店では個々の要望に応じてワンオフ製作してきました。この度、初めてオフロード系バイク(DRZ400SM)のタンク製作に挑むことになりました。
 当店のHPでタンクのワンオフ製作をしていることを知って、ご相談をされました。以前に某有名工房にも相談したことがあったそうですが、予算が合わず断念していたので相談してみようと思い立ったそうです。ごく一般的な概算の金額とワンオフ製作(特にタンク製作)における見積りの変動要素をお伝えしたところ、ご納得いただき正式なご依頼をいただきました。
 
 具体的な依頼内容は、自身の理想とするRMZ(モトクロッサー)のデザインに近づけるため、RMZのシュラウドを組み合わせたタンクデザインとすることと、ロングツーリングに適するように容量を減らさない(出来れば多くして)、そしてある程度頑丈なものというものでした。
 RMZは近年のモトクロッサーらしくアルミツインスパーフレームになっており、タンクはフレームの間に潜り込み、シュラウドがタンク・フレーム・ラジエターの3者を覆っています。シュラウドからシートへの流れがシャープな印象のデザインで、タンクのデザインとしてはあまり目立たないことが重要と感じました。
 
 タンク全体の造形は、シュラウドをはじめ、シートとのフィッティングなど周りのパーツとの関係で制限されてしまうので、デザイン性よりもフィッティングを確実に出来る正確さと、容量を確保することが重点となりました。
 アルミ製としては強度を上げるように、板材は基本的にA5052材の1.5mm厚・要所に7N01材の2.0mm厚を組み合わせたハイブリッドとし、フィッテイングに関わる部材は全て7N01材としています。容量確保を果たすため、内板はフレームや周辺にギリギリに沿った複雑な形状とすることに苦心しました。外板はシュラウド・シートとの位置関係を合わせつつ組み上げます。前・横・後に制限のある中で上側のみ猶予のあったデザイン変更でしたが、容量を上げようと上面を高く設定するとイメージが損なわれそうなので、DRZ純正に比べ僅かに高い程度に設定しました。ただ、上部を幅広く出来たため、0.5L程度は容量がアップされています。
 
 初のオフ車系タンクでしたが、フレームへの取付の位置だしに始まり、各部の位置合わせに神経と労力を費やした作品でした。
 
※2020年3月製作
パドックⅢ
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