カスタマイズ事例
GSF1200(岩本様所有)
GSF1200(岩本様所有)
某四輪ディーラーでメカニックをしていたオーナーさんは、BIGバイクはCB1300SF~CBR1000RRと乗り継ぎコーナリングは速くなり楽しくなったが、全てが軽く速くなりすぎて操る醍醐味が味わえなくなったと乗り換えを考えられ御相談を受けました。
ベースモデルにSTDでもかなりのスポーツ性を持ち、独特の吹け上がり感の油冷エンジンを搭載したGSF1200をお勧めしました。はじめに要所をカスタマイズしておき、後々カスタムを進めていく過程を楽しむ案に賛同いただきました。カスタムの進め方でも当方の考える優先順位や重要度を理解いただき少し変わった所から着手しています。
第1段階:リヤショック換装を中心に操従安定性の適正化と変化した車体姿勢に合わせたシングル
シート化を中心にしたポジション作り
リヤショック: ナイトロン(レースシリーズ)を装着し、車高を調整
Fフォーク: STDフォークを元にスプリングをオーリンズ(リニアレート)に変更し、オイル粘度、油面を調整
フレーム: ポジション作りの要となる座面位置を車体姿勢やシチュエーションに適した位置に
する為に、リヤフレーム部を切断し、一人乗り専用にクロモリ鋼で作り直し、アルミ(7N01)製シートレールを乗せる形にして、調整式に製作
ハンドル: デイトナ製セパレートハンドル(後に変更の可能性有り)
ステップ: シート位置やハンドルの設定の変化に対応させる為、マルチポジション(6X2)としてワンオフ製作
マフラー: アサヒナレーシング製フルエキゾースト
第2段階:キャブレターとブレーキ換装を中心に、エンジン&ブレーキ性能とフィーリングのUP
キャブレター: FCR39
ブレーキ: ブレンボRCSラジアルマスターに4Pキャスティングキャリパー
電装系: 点火系をASウオタニ・SPⅡフルパワーKITにすると共にハーネスをはじめ電装系をリファイン
画像1~4: 2015年5月現在
画像5・6: 第1段階のリヤフレーム加工
画像7: レース用シングルシートに合わせてテールランプ周りをシートレールにマウント
画像8: ライセンスプレートをシートカウル内に納める事もできます。
(陸運支局では適正だと確認しましたが、警察関係は未確認です。)