カスタマイズ事例
パドックⅢRC390
カスタマイズ計画で、徐々に仕上げたRC390も形になってきたので、現在形として仕様を紹介します。
2015年に発売された初年度のモデルを購入して以来、約5年に渡りカスタマイズを施して来ましたが、その間車両自体にはトラブルは無く(転倒は有りましたが)、順調にカスタマイズを進めることが出来ました。元来、オフロードバイクメーカーとして名高いKTMのエンジンを搭載した本格的なロードバイクということで、軽量・コンパクト・パワフルなシングルエンジンと、軽い車体を持つRC390を、より楽しくスポーツライディングが出来るように仕立てることをテーマにカスタマイズを進めてきました。
その過程では、KTMcupレースへの参戦も見据えて、レースレギュレーションに沿ったメニューを前提にしていましたが、結局、レース参戦には至らぬままとなってしまいました。それでも、サーキットをレースレベルでの走行をしうる仕上がりになったと思いますし、素材の良さと共に、レース入門モデルとしてのRC390の方向性も分かって、楽しく走れるようになったと思います。レーシングマシンとしてだけではなく、カスタムバイクとしても楽しめて満足感も得られるように、ワンオフパーツの製作を中心にカスタマイズを施して現在の形に至っています。
カスタマイズ仕様
※エンジン関連
①エンジン本体:ノーマル仕様
②排気系:ワンオフ製作エキゾーストパイプ&サイレンサー
※1本目=センターアップサイレンサースタイル
※2本目=サイドアップスタイル
③吸気系:DNAエアフィルター&エアクリーナーBOX加工
④制御(燃調):ブルーライトニング製 i-conⅢ(サブコンピューター式)
⑤冷却系:サブラジエター追加
※ファン&サーモスタット取外し
※車体関連
①リヤショックアブソーバー:ナイトロン製R3シリーズ(特注品)
②フロントフォーク:●内部仕様変更によるプリロード設定
●伸側フォークオイル粘度変更
●SKF製フォークシール
●車高アジャスター
●ラジカル製クロモリアクスルシャフト
③ステップ:●ワンオフ製作ステッププレート(連結式2ポジション)
●バトルファクトリー製ペダル&ステップバー
④ハンドル:バトルファクトリー製溶接タイプセパレートハンドル
※トップブリッジ&ハンドルロック&カウリング加工
⑤操作系:●ZETA製ブレーキレバー
●ZETA製クラッチレバーセット
●アクティブ製ハイスロットルKIT
⑥外装:●FRP製シングルシート(KTM)
●FRP製アンダーカウル(KTM)
※サブラジエターに合わせて加工
●バブルスクリーン
⑦制動系:●320mmウェーブディスク(フロント)
●メタリカブレーキパッド(フロント)
●ABSレスブレーキホース配管
⑧その他:●ワンオフ製作フェンダーレスKIT
●LEDヘッドライトバルブ
●ディトナ製デジタルテンプメーター
※アクティブ製ホースジョイントにセンサー設置
●Ninja250系バックミラー&カウルウィンカー
今後はレースレギュレーションに縛られない自由な発想から、カスタマイズを進めたいと構想を練っています。
追記
◆アンダーカウルをマジカルレーシング製に変更しました。(2020年9月=画像1)
※バンク角対策として