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カスタマイズ事例

オリジナルフレームRS250
  •          ①2号機フレーム
  •      ②FRPラムエアBOX&ダ゛クト
  •            ③
  •          ④1号機フレーム
  •       ⑤1号機&アルミ製ラムエアBOX
  •        ⑥チタン製シリアルプレート
    • RS250
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オリジナルフレームRS250
 フレーム補強、アライメント変更等、車体に関する技術研鑽のために、自らのレースに使用しているRS250(ホンダ)用にオリジナルフレームを製作しました。
 2007年末に1号機を製作して以来、改良を重ね、画像①②③のフレームは2号機となります。2008シーズンより実践投入して試行錯誤を繰り返しました。レース毎に一つの問題点に対して一つ(1箇所または1対)の補強材を入れてみることで、剛性バランスへの影響や効果の程度を試して、貴重な経験値を得ることが出来ました。

 メインフレームは、クロームモリブデン鋼によるトレリスフレーム(DUCATI車などが採用して有名です)です。スタンダードRSとの比較のために、足周り(フロント・リヤ共)RS用をそのまま使用しました。トレリスフレームは、パイプの組み合わせが3角形を形造る方式で力学的に優れた構造である上に、補強材の追加をしやすく、1機のフレームから改良を進めて完成度を高められる利点が有ります。
 シートレールはアルミ製で、スタンダードと似たものですが、着座位置を変化させるために専用品を製作しています。シートは当初はRSの純正タイプを使用していましたが、のちに座面形状を変えたい(フラットに近い)ために、FRPでワンオフ製作しました。フレームの形状変化に伴いラムエアBOXの形状も異なることになり、始めにアルミ材でBOX&ダクトを製作して走行テストをはじめました。これものちに、アルミ製を型にしてFRPで製作し直しています。

 キャスター角・エンジン搭載位置など、それまでの経験を元に独自のものに変更して、自分の考える理想形を目指しています。重量は約8kg(1号機メインフレーム単体)に収まり、スタンダードRSのアルミツインスパーフレームの7.5kgに対して若干の重量増となっています。追加工した補強材の中には効果の薄いものもありましたが、効果の高かったものを含めて、重量は微増で収まりました。1号機では最終的にピボット部近辺の剛性不足を感じられるようになった(他の問題点が解消して)ため、根本的に作り替える必要があり、2号機の製作へと進みました。

●岡山国際サーキットの公式記録(2010年10月=1号機フレーム)は、「1分36秒9」を記録しました。
※生涯ベストタイムの2003年に記録した「1分35秒8」には及びませんでしたが、2006~2007年には出せずにいた「36秒台」を出すことが出来ました。
●2011年初頭にメインパイプを大径化(25mm→28mm)した2号機を製作しましたが、その年より参戦可能なレースが無くなったため、公式レースへの出場がかなわなくなりました。
 
画像⑥=チタン製シリアルナンバープレートを貼ってみました。(RS用2号機)
    NO=NOFRS311 (RS用1号機=NOFRS207        
    ●ナンバーの由来は管理のしやすいように単純なものにしました。
 
ozawa riginai lame   RS      11
               エンジン 通算個数 製作年  
 
この組み合わせで製作したオリジナルフレームには、それぞれにシリアルナンバーをつけました。
             
 
 
 
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