カスタマイズ事例
GPZ1100(水谷様所有)
2001年に新車(最終型)をご購入いただいて以来、カラーリングの変更に始まり、用途やライディングスタイルの変化に合わせて、少しずつカスタムを進めて来たバイクです。その変化の過程で、どんどんスポーツライディングに特化したマシンになりましたが、アップライトなポジションのまま気負わずに乗れ、進化してきたマシンに愛着が増し、一生乗り続けると決意されたそうです。
カスタマイズ仕様
◆エンジン= 走行距離が2.5万Kmを超えたのを機にオーバーホール&チューンアップ
●ピストン= ワイセコ製78mm(1109cc.圧縮化12.0:1)
●カムシャフト= ZZR1100純正(ヨシムラ製生産終了の為)
●シリンダーヘッド= ポート加工(拡大&研磨)
●クラッチ= FCC強化クラッチ
●トランスミッション= STD6速+15mmオフセットスプロケット
●内圧コントロールバルブ= テラモト製T-REV
◆吸気系= ●FCR39キャブレター+ラムエアフィルター
◆排気系= ●ノジマ製エキパイ+ワンオフテールパイプ+ストライカー製サイレンサー
◆フレーム= ●メインフレーム補強(パワーアップを機に剛性UP)
●リヤフレーム部切除
◆リヤフレーム= キャスター角を立てた後ろ上がりの車体姿勢にした際にシート高の高さが問題になり、
リヤフレームを作り変える事でシート高を改善。
●1人乗り仕様(定員変更)
●2分割構造(脱着式リヤフレーム本体+シートレール=シート位置調整式)
●アルミ7N01材角パイプ製
◆Fサスペンション= ●ZX12R用流用フロントフォーク&ステムセット
※内部加工延長(有効ストローク延長加工)
※スポーツライディング対応セッティング
◆Rサスペンション= ●ZZR1100C型流用スィングアーム&ボトムリンク
※ホイールベースの短縮化&高剛性&軽量化
●ナイトロン製ショックアブソーバー(レースシリーズ=R3)
◆ホイール= ●BEET製ZZR用軽量ホイールKIT
◆ブレーキ= ●ブレンボ製4Pキャスティングキャリパー(フロント)
●サンスター製ブレーキディスク(フロント&リヤ)
※プレミアムレーシングタイプ(フロント=320mm)
●ブレンボ製RCSラジアルマスターシリンダー(フロント&クラッチ)
◆点火系= ●ASウオタニ製SPⅡフルパワーKIT
◆計器類= ●ZXR400純正タコメーター&アクティブ製デジタルモニター
◆外装= ●スポットFRP製レーシングシート(´09GSX-R1000用)
※座面部分割構造
●リヤフェンダーレス(オール・イン・ワンTYPE)
画像①~③ アルミタンクと併せて、ライディングポジションを前寄りにセッティング(2015/4月)
画像④ ワンオフ製作アルミタンク(純正タンクキャップ対応)
画像⑥ ●各種ボックス&タンク類はシートレール内に収めるようにワンオフ製作
(バッテリーケース/オイルキャッチタンク/リザーバータンク)
●サブフレームはダウンチューブ本体とリヤエンジンハンガーを繋ぐ構成
画像⑦ 第1世代=地元、大山周辺のツィスティな所でも楽に走れることを目的とした、
スポーツツーリング仕様
画像⑧ 2回目のカラーリング変更(フレーム・エンジン共STD)
画像⑨ 第2世代=サーキット走行も含めたスポーツライディング仕様
おおまかに分けて2世代の仕様になりますが、どちらもその間に少しずつ変化しています。その状態に応じてセットアップも変化させてきました。約15年をかけてここまできましたが、この間にはいろいろなパーツも新たに開発されてきました。今後、どのように進化していくのか、こちらも楽しみです。
●この車両はロードライダー誌(2013年4月号)で紹介されました。
※仕様変更
①フューエルサブタンクの取付(2016/3月)
②リヤフレームアンダーガード装着(同上)
③砲弾型チタンサイレンサー(ワンオフ製作)(同上)
④ステンレスラジエーターガード&オイルクーラーガード装着(2021/3月)
※各々、ワンオフパーツ作品集で紹介しています。
※画像1・2を最新のものに差し替えました。