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One Off Parts

ワンオフパーツ作品集

チタンエキゾーストパイプ

チタンエキゾーストパイプ
 ビューエルXB12R用に製作しました。補修を兼ねた製作依頼でしたので、中間のエキゾーストパイプのみのワンオフ製作です。元のエキゾーストシステムが特注品であり、現在は製作を止めてしまわれたらしく、補修が出来なかった所、当店のお客様のつてをたどりご相談をいただきました。遠方のお客様でしたが、外装の補修を含めてご依頼を受けました。
 
 元のエキパイは、3Dベンダーによる曲げパイプと思われましたが、当店流に輪切りパイプのウェルディング工法での製作となりました。ウェルディング工法では、通常、一定の曲率のカーブ部分と直線部分の組み合わせとして、機械曲げに近いスタイルとするのですが、出来るだけ、元のエキゾーストの性能・特性を維持するため、曲率が変化しながら湾曲する部分にも対応し、微妙に角度を変えた輪切りパイプをつなげて、元のスタイルをほぼ踏襲させました。結果、断面の潰れが無い工法の分、本来の設計により近づいたものとなったはずです。
 
 画像では判りずらいのですが、溶接に際し、トーチ(溶接機の手元の器具)の先端部にこれまでと違った部品を使い、溶接部の溶け込みが良くなるようにしてみました。(チタン特有の焼け色の出方も変化しました)
 近年、チタン材の溶接でも全く焼け色の出ていないものが多くみられるようになりましたが、あれも、トーチに新しい工夫のこらされた部品を使うそうで、今後そちらも試してみたいと考えています。
 
2018年6月製作
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